机の上でうなだれている人

脳との関係

正しい知識

うつ病の治療には抗うつ剤が用いられる。この抗うつ剤を用いることで、いらいらや気分の落ち込みといったうつ病特有の症状が改善される。副作用には下痢や湿疹がおこることもあるが、体質的にそうした副作用の症状があまり出ない人もいる。医師は症状や体質に合わせて、こうした抗うつ剤を適切に処方し、治療に役立てている。また、睡眠薬もうつ病の治療によく使われている。睡眠剤と同時に服用できる抗うつ剤も開発されているので、より治療に役立てることができる。こうした抗うつ剤や睡眠薬を利用するのは、神経に働きかけるためである。うつ病は神経の異常が引き起こす症状が多く、心療的な療法と神経療法両面からアプローチしている病院が多くなっている。

差別を減らす

なぜ神経にアプローチするのかというと、気分の落ち込みなどは神経を走るホルモンが大きく関係していると言われているからである。自律神経は体温調節や睡眠を司っているが、情報を受け取り行動する、または感情を表すのにも神経伝達物質は重要な役割を果たしている。主にセロトニンという物質が、生理機能を調節し、消化管の運動をコントロールし、心のバランスもとっている。ふとしたことでこのセロトニンが分泌されにくくなると、うつの症状が出てきてしまうのである。うつの症状はだいたいが気分の暗さやイライラとして現れるので、その人の我慢が足りないということになりがちである。しかし、うつ病には器質的な問題、神経の問題も起こっていることを知れば、余計な病気による差別を減らすことができる。